

経絡治療について
経絡治療とは、東洋医学における治療法の一つで、はりやお灸を使って「経絡(気が流れる道)」や「経穴(ツボ)」を刺激し、身体のバランスを整える治療です。症状の根本的な原因を取り除く「本治法」と、症状を緩和する「標治法」で、身体の機能を高めながら今ある症状を改善します。
経絡治療では、この経絡に流れる「気」が足らなくなったり、うまく巡らずに滞ったりすることで様々な症状が出ると考えられています。
全身に巡る「気」の流れを整えることを目的とした経絡治療を受けることで、身体を治そうとする力(免疫力や自然治癒力)を高め、自律神経の乱れも整い、内臓などの働きなども改善されることが期待できます。
「気」というと、不思議な力のように感じるかもしれませんが、現代科学的に置き換えると、脳の神経細胞へ送られる「電気信号」と同様なものと捉え、「経穴」や「経絡」は、その「受容器」や「神経経路」と同様なものと捉えるとわかりやすいかもしれません。
例えば、体が痛みや刺激を感じると、その場所の受容器から電気信号によって脳へ伝わります。
また、脳からの電気信号によって筋肉や内臓を動かしたりもします。
それ以外にも感情や思考によって、汗が吹き出たりお腹が痛くなったりと体調も変化します。
身体の不調は、脳からの影響もあると考えても過言ではないです。
経絡治療は、脳へアプローチする治療法と捉えていただくと、あらゆる症状に効果が期待できる治療法であるとご理解いただけるかと思います。
当院が行う「日本はり医学会方式」の経絡治療は、「接触鍼(はりを皮膚に刺さない施術)」で行っていますので、はりが初めての方にも痛くなく安心して施術を受けることができます。
ぜひ一度、「気・血・水」の流れを整える当院の施術を受けて身体の変化を感じてみてください。